パソコンのキーボードを打っているとき、アルファベットの**「F」と「J」**のキーを指で触ってみてください。
他のキーにはない、小さな「ポッチ(突起)」や横線がついているのに気づきませんか?
「デザインのアクセント?」
「製造上のバリ(プラスチックの残り)?」
実はこれ、キーボードを見ずにスラスラ文字を打つ(ブラインドタッチ)ために欠かせない、**指のガイドライン(ホームポジション)**なんです。
1. 手元を見ずに「ホームポジション」に戻るため
パソコンで文字を打つとき、両手の指を置く基本の位置を**「ホームポジション」**と呼びます。
左手の人差し指: 「F」キー
右手の人差し指: 「J」キー
キーボードの「F」と「J」に突起があるおかげで、画面から目を離さずに手探りだけで**「あ、ここが人差し指の定位置だ!」**と瞬時に確認できます。
タイピング中に手がズレてしまっても、このポッチを探すだけで、画面を見たまますぐに指を正しい位置に戻せるのです。
2. 数字キー(テンキー)の「5」にも同じ秘密が!
実は、キーボードの右手側にある数字入力用の「テンキー(1〜9の数字キー)」にも同じ工夫があります。
テンキーの中心にある**「5」のキー**にも、小さな突起がついています。
電卓を叩くプロや銀行員の方などは、手元を見ずに「5」のポッチを中指(または人差し指)で感じ取りながら、ハイスピードで数字を入力しています。
3. 目が不自由な人にとっても大切な目印
この突起は、視覚障害者の方や視力が低い方がパソコンや端末を操作する際にも、決定的な役割を果たしています。
キーの配置を手に伝えてくれるバリアフリーな工夫として、世界中のキーボードで統一された規格(標準デザイン)になっています。
まとめ
キーボードの「F」と「J」にある突起は、
画面を見ながら正しくタイピングするための「指の目印」
手元を見ずにホームポジションへ戻るためのガイド
という、快適で素早い入力を支えるための知恵だったんです。
次にパソコンを触るときは、ぜひ「F」と「J」のポッチを指先で確かめてみてくださいね。

