靴やバッグ、子どもの服などで使われているマジックテープ。
開けるときの「バリバリッ」という音、特徴的ですよね。
でも、そもそもなぜあんな音がするのでしょうか?
小さな「フック」が大量についている
マジックテープは、実は2種類の面を組み合わせて使います。
片方には小さなフックのような形をした突起がたくさんあり、もう片方にはループ状の細かな繊維がたくさんあります。
この2つを押し付けると、フックがループに引っかかります。
だから簡単には外れません。
「バリバリ」の正体はフックが外れる音
マジックテープを勢いよく剥がすと、フックが一つずつ、あるいはまとまってループから外れていきます。
そのときに小さな衝撃が連続して起こります。
それが私たちには、
「バリバリバリッ」
という一つの大きな音として聞こえます。
つまり、あの音は単純に布同士がこすれている音ではありません。
大量の小さなフックが次々と外れている音なんです。
ゆっくり剥がすと音が小さい
試しにマジックテープを、勢いよく剥がす場合と、ゆっくり剥がす場合で比べてみてください。
ゆっくり剥がすと、音がかなり小さくなります。
これは、フックが外れるタイミングが分散されるためです。
逆に一気に剥がすと、多くのフックが短時間で外れるので、あの特徴的な大きな音になります。
実は「音がすること」が弱点になることも
マジックテープは、簡単に開け閉めできるという大きなメリットがあります。
一方で、音が出るという特徴は、静かな場所ではデメリットになることもあります。
例えば、寝ている人の近くでバッグを開けたり、静かな場所で服を脱いだりすると、意外と大きな音に感じますよね。
それでもマジックテープが長く使われているのは、簡単に着脱できて、繰り返し使える便利さがあるからです。
まとめ
マジックテープの「バリバリ」という音は、
小さなフックが、ループ状の繊維から次々に外れることで発生しています。
一見すると単純な仕組みに見えますが、
「引っかける」と「外す」を大量の小さな構造で実現しているんです。
普段何気なく聞いているあの「バリバリ」という音。
実は、何千もの小さなフックが一斉に仕事を終える音なのかもしれません。

