住宅街や道路沿いで毎日見かける「電柱」。
じっくり見てみると、途中から黒くて細いコードやプラスチックのようなものがグルグルと巻きついているのを見たことがありませんか?
「ポスターを貼られないための対策?」
「デザイン?」
実はこれ、「ツバメやカラス、ヘビ」といった生き物や、雨風から電柱を守るための重要パーツなんです。
1. 鳥やヘビの登頂を防ぐ「害獣・害鳥対策」
一番の目的は、動物が上に登ってネズミ捕りをしたり、巣を作ったりするのを防ぐことです。
特にカラスは、電柱の上に針金ハンガーなどで頑丈な巣を作ってしまうことがあります。これが電線に触れると、**街全体が停電してしまう「鳥害停電」**を引き起こします。
巻きついているカバー(バードガードや保護カバー)は表面がツルツルしていたり特殊な形状になっていて、ヘビや鳥が足場を掴めず上に登れない構造になっているのです。
2. 「感電」と「漏電」を防ぐ二重の安全策
電柱の上部には高圧の電気(約6,600ボルト)が流れています。
もし雨で濡れた電柱を生き物が登ってしまうと、電気の抜け道ができて漏電したり、最悪の場合は破裂・火災に繋がります。
黒いカバーは**絶縁体(電気を通さない素材)**で作られており、万が一何か触れても電流が地面に逃げないよう保護する役割も果たしています。
まとめ
電柱に巻きついている黒い巻物の正体は、
カラスやヘビが登って巣を作るのを防ぐ
街の停電事故を防ぐ
感電・漏電から設備を守る
という、電気を安全に届けるための命綱だったんです。
散歩のときに電柱を見上げたら、「あ、ここで街の安全を守っているんだな」と思い出してみてくださいね。

