ガムを噛んでいると、最初は甘くておいしいのに、しばらくすると味がなくなります。
でも、不思議ですよね。
飴なら舐め続ければ小さくなって最後にはなくなります。
なのにガムは、ずっと噛んでいてもなくなりません。
一体なぜなのでしょうか?
ガムには「なくなりにくい部分」がある
ガムは大きく分けると、甘味料や香料などの「味がする成分」と、ガムの形を保つための「ガムベース」と呼ばれる成分があります。
噛み始めると、唾液によって甘味料などが少しずつ溶け出します。
だから最初は、
「甘い!」
と感じます。
ところが時間が経つと、水に溶けやすい成分がだんだん少なくなっていきます。
すると味が薄くなっていきます。
じゃあ、残っているものは何?
味がなくなった後に残る、あのゴムのようなもの。
主にガムベースです。
ガムベースは、口の中で簡単には溶けないようになっています。
だから、いくら噛み続けても飴のように消えてなくならないんです。
つまりガムは、
味がなくなった=ガムそのものがなくなった
ではありません。
「味の成分だけが先になくなった」ということなんです。
昔のガムはもっと違った?
ガムの歴史をたどると、昔から植物由来の樹脂など、噛むための素材が利用されてきました。
現在のガムには、製品によってさまざまな材料が使われています。
そこに甘味料や香料などを加えることで、噛んだときの味や香りを楽しめるようになっています。
つまりガムは、最初から「全部溶かして食べるもの」ではなく、
噛み続けられる素材に味を付けた食品
と考えると分かりやすいんです。
では、なぜガムは味がなくなるの?
味の成分は、噛んでいる間に唾液へ溶け出していきます。
そして飲み込んだり、唾液と一緒に口の外へ出たりすることで、少しずつ減っていきます。
そのため、最初は濃かった味が、時間とともに薄くなります。
最後には、
「もう味しないな……」
という状態になるわけです。
まとめ
ガムがなくならない理由は、
味の成分は溶けていくけれど、ガムの土台となるガムベースは簡単には溶けないから。
だから、
甘い
↓
味が少しずつ抜ける
↓
味がなくなる
↓
でもガム自体は残る
ということが起こります。
普段何気なく噛んでいるガムですが、実は「味を溶かして楽しみ、土台は残す」という、ちょっと不思議な仕組みになっているんです。

