風船を髪の毛にこすりつけると、髪の毛が風船にくっついたり、髪の毛同士が逆立ったりします。
子どもの頃に一度はやったことがある人も多いですよね。
でも、ただ「こすっただけ」なのに、なぜ髪の毛が動くのでしょうか?
原因は「静電気」
風船と髪の毛をこすると、2つの物質の間で電子が移動します。
電子が移動すると、それぞれが電気的に偏った状態になります。
これが、いわゆる静電気です。
風船と髪の毛をこすったときには、風船側が電子を受け取ってマイナスに帯電し、髪の毛側は電子を失ってプラスに帯電することがあります。
すると、
マイナスの風船
+
プラスの髪の毛
という状態になります。
そして、異なる電気を持ったもの同士には引き合う力が働きます。
だから髪の毛が風船にくっつくんです。
髪の毛が逆立つのはなぜ?
さらに面白いのが、髪の毛が一気に逆立つ現象です。
風船にこすった髪の毛は、同じような電気を帯びます。
すると、同じ種類の電気を持った髪の毛同士が反発します。
その結果、
「お互いに離れよう」
とする力が働き、髪の毛が四方八方に広がります。
だから、鏡を見ると髪の毛が見事に逆立っているんです。
冬に静電気が起きやすいのはなぜ?
「冬になると静電気が増える」
と感じる人も多いですよね。
これには乾燥が関係しています。
空気が乾燥していると、電気が逃げにくくなります。
一方、湿度が高い環境では、空気中の水分などを通して電気が逃げやすくなります。
そのため、乾燥しやすい冬は静電気が起こりやすくなります。
まとめ
風船を髪の毛にこすって髪がくっつくのは、
こすることで電子が移動し、静電気が発生するから。
そして髪の毛同士が逆立つのは、同じ種類の電気を帯びた髪の毛同士が反発するためです。
ただ風船をこすっただけに見えても、実際にはその瞬間、
目には見えない電子が移動している。
子どもの頃のちょっとした遊びにも、実は電気の仕組みが隠れているんですね。

