夜、静かな部屋にいると冷蔵庫から、
「ブーン……」
という音が聞こえてくることがあります。
昼間は気にならないのに、夜になると妙に大きく感じることもありますよね。
実は、あの音は冷蔵庫が故障している音とは限りません。
冷蔵庫は中を冷やすために「熱を外へ逃がしている」
冷蔵庫は、ただ冷たい空気を作っているわけではありません。
庫内の熱を外へ運び出すことで、中を冷やしています。
そのために働いているのが「コンプレッサー」という装置です。
コンプレッサーが冷媒を循環させることで、冷蔵庫の中の熱を外側へ移動させています。
そして、このコンプレッサーが動いているときに、モーターなどの振動によって「ブーン」という音が聞こえることがあります。
ずっと音がしているわけではない
冷蔵庫は、設定した温度まで冷えると、コンプレッサーの動きを止めたり弱めたりします。
そして庫内の温度が上がってくると、また動き始めます。
つまり、
冷やす
↓
温度が下がる
↓
休む
↓
温度が上がる
↓
また冷やす
という動きを繰り返しています。
だから、冷蔵庫から音がしたり静かになったりするのは、基本的には自然な動作です。
夜に音が大きく感じる理由
冷蔵庫が夜だけ急にうるさくなっているとは限りません。
昼間はテレビやエアコン、車の音など、さまざまな生活音があります。
ところが夜になると周囲が静かになるため、冷蔵庫の小さな音が目立つようになります。
さらに、冷蔵庫の設置場所によっては、床や壁に振動が伝わって音が大きく感じられることもあります。
ただし、いつもと違う音には注意
「ブーン」という音自体は珍しくありません。
しかし、
「ガタガタする」
「金属がこすれるような音がする」
「今まで聞いたことのない音が突然する」
など、明らかに以前と違う場合は、何らかの原因がある可能性があります。
冷蔵庫は基本的に長時間動き続ける家電なので、音の変化には少し注意しておくと安心です。
まとめ
冷蔵庫から聞こえる「ブーン」という音は、冷蔵庫が庫内の熱を外へ逃がすために働いているコンプレッサーなどの振動による音です。
そして冷蔵庫は、ずっと全力で動いているわけではありません。
冷やして、休んで、また冷やす。
私たちが寝ている間も、冷蔵庫は静かに温度を守ってくれているんです。
夜中に「ブーン」と聞こえたら、冷蔵庫が今日も仕事をしている音なのかもしれません。

