街中を歩いていると、信号機のライト部分に**細かな金網(メッシュカバー)**が取り付けられているのを見かけることがあります。
「球切れのときにガラスが飛び散らないため?」
「カラスなどの鳥が巣を作るのを防ぐため?」
もちろん飛来物対策の側面もありますが、実はあの網には**「ドライバーの誤解による事故を防ぐ」**という重要な役割があるんです。
1. 太陽光の「疑似点灯」を防ぐため
信号機に太陽の強い光が直接当たると、実際には電気(ライト)がついていないのに、まるで光っているように見えてしまう現象が起こります。これを「疑似点灯(ぎじてんとう)」と呼びます。
西日が眩しい夕方などに「青なのか赤なのか分からない!」とドライバーが誤認すると、大きな事故につながりかねません。
ライトの表面に金網をつけることで、太陽光の反射を遮り、「実際に点灯している光だけ」を運転手に届ける仕組みになっているのです。
2. 着雪・着氷を防ぐ効果も
雪国などの地域では、信号機に雪が張り付いて光が見えなくなるのを防ぐために網が取り付けられることもあります。
網目があることで雪が直接レンズ全面に密着するのを防ぎ、視認性を確保する工夫が施されています。
3. 最近は見かけなくなってきた?
最近増えている薄型の「LED信号機」は、電球式の信号機に比べてレンズの構造上、太陽光を反射しにくくなっています。
そのため、新しく設置される信号機では金網を見かける機会が減ってきていますが、西日が強く差し込む交差点などでは今でも大活躍しています。
まとめ
信号機にかぶせられた金網は、
太陽光の反射で「ついていない灯火が光って見える(疑似点灯)」のを防ぐため
西日や雪からドライバーの視界を守り、交通事故を防ぐため
という、安全運転を支えるための知恵だったんです。
西日が眩しい日に交差点を通るときは、ぜひ信号機の目元に注目してみてくださいね!

